
戦争研究や戦史研究の専門書は国内外を問わず幅広い分野で出版されていますが、今回の買取では、その中でも海運・船舶関連の書籍が多く含まれていました。
戦時輸送や船舶、造船などを扱った専門書がメインとなっているのは、比較的珍しいですね。
場所柄かこうしたジャンルの買取で『近代日本の造船と海軍』がときどき買取で入ってくるのは、他の地域ではあまりない現象なんじゃないでしょうか。
その他、戦時船舶・艦船の研究で知られる駒宮真七郎氏の著作が2冊あったのも査定価格に大きくプラスに働いています。『戦時輸送船団史』『戦時船舶史』などは戦時下の海運や船舶について調べる際に参照される専門書ですね。こうしたテーマに絞った研究書は一般的な戦史とはまた違った専門性があります。
その他、知名度のわりに著者の他の著作に比べると古本の流通量が少ない宮台真司氏のデビュー作『権力の予期理論』も珍しいですね。
量は多くないながらも全般に良書が目立ち、査定価格も高めにつけさせていただけました。
買い取らせていただいたのは以下など。
- 決定の本質 キューバ・ミサイル危機の分析
- 権力の予期理論 了解を媒介にした作動形式
- 総力戦と現代化
- 日本 戦争経済史 戦費、通貨金融政策、国際比較
- 近代日本の造船と海軍 横浜・横須賀の海事史
- ミリタリズムの歴史 文民と軍人
- 日本海運発展史
- 戦時輸送船団史
- The Merchant Marine in International Affairs, 1850-1950
- The Soldier and the State: The Theory and Politics of Civil–Military Relations
- 政軍関係研究
- 戦時船舶史
量としてはそれほど多くありませんでしたが、戦史・軍事史だけでなく、海運史、船舶史、造船史、戦争経済、政軍関係、社会学まで、専門性のある書籍が揃っていました。
カネシバ書店では、今回のような戦争関連・軍事関連の専門書や学術書はもちろん、海運・船舶史、造船史などの専門書から、社会学などの人文・社会科学系の学術書まで幅広く買取しています。
専門書・学術書の整理や蔵書の売却をお考えでしたら、古本・古書の買取についてもお気軽にご相談ください。
